赤ちゃんが離乳食を吐く原因をチェックしよう!
離乳食を赤ちゃんが吐く原因を知る必要があります。なぜなら、赤ちゃんの体は大人以上に水分が必要ですが、水分を保つ機能は未熟です。嘔吐であっという間に脱水症状を起こしてしまうかもしれないからです。ですから、こまめな水分補給が最も重要になります。また、吐く原因を予防することも重要です。
そこで時期別に気を付けることや、吐いたときのケア方法、病院に行く目安をご紹介します。
目次から気になるタイトルをクリックすると欲しい情報がすぐに手に入ると思います。
吐く原因【時期別】
特定の理由があるわけではありません。ウイルスや細菌など病気が原因かもしれないし、離乳食が原因かもしれません。下記にチェックリストを作ったので、確認してみてください。
離乳食5~6ヶ月頃(ゴックン期)
ちょうど離乳食が始まった時期だと思います。食材のかたさや大きさが原因かもしれません。かたすぎないか。大きすぎないか。すりつぶしているか。湯などでのばしなめらかに調理したか。始めのころは食べたものをメモしておくといいかもしれません。
離乳食7~8ヶ月頃(モグモグ期)
舌でつぶして食べるようになりますよね。やわらかめとかためのメニューを混ぜ合わせ、少しずつかたまりに慣らしていく時期ですが、いきなり変えずゆっくり様子を見ながら進めてあげましょう。吐く原因としては、メニューがかたすぎないか。口に運ぶ量が多すぎないか。口に運ぶペースが早すぎないか。やわらかすぎていないかとともに丸呑みしていないか。タンパク質を与えすぎていないか。よく観察してみましょう。
離乳食9~11ヶ月頃(カミカミ期)
ほとんどの食材が使えるようになり、かたさの目安はバナナになる時期かと思います。ですが、まだつぶす力は弱いので、一度にかたくしないで少しずつ慣らしていきます。目安は舌でつぶすモグモグ期よりも少しかため、大きめです。この時期の吐く原因として、急にかたくしたものを与えていないかくらいです。固さの目安はバナナです。あとは一度に与える量やペースに気を付けてみましょう。
離乳食12~18ヶ月頃(パクパク期)
いろいろなかたさ、食感の食品をよく噛んで、噛む力の基礎をつくる時期です。口は大人と同じように動くようになってきますが、噛む力はまだまだ不十分。なので、吐く原因としては、しっかりと噛めていない、もしくはかたすぎの物を与えていないか確認してみましょう。もしくは、ウイルスや細菌を疑って様子を見てみましょう。
幼児食期 離乳完了から2歳代
離乳食期の続きで噛む力を育てていく時期です。噛む力もまだ不十分のため、繊維の多い野菜はよく過熱し、肉は隠し包丁をいれるなどやわらかめに食べやすく調理します。
離乳食は続ける?止めさせる?
食欲が出てきたら、離乳食は1段階戻して消化のいいものを量は少しずつ与えます。まだ、吐き気がある場合は、無理に食べさせず、食欲が戻るまで待ちましょう。そして問題がなければできるだけ早く病気前の食事に戻すのが原則です。
吐いたときのケア方法
いちばん心配なのが体から多くの水分が失われたことで起こる脱水症です。ふだんよりこまめな水分補給を心がけます。ただ、吐き気がある場合は様子を見ながら少量ずつ、何回かに分けて与え、徐々に慣れさせるよう進めましょう。
少しずつ水分補給を|脱水症にならないように
吐き気がおさまって間がないときに一度にたくさん飲ませると吐き気を誘発してしまうので気を付けて。
水分補給は母乳やミルクのほかに体への吸収が良い赤ちゃん用イオン飲料もおすすめ。5~10分おきにスプーンなどで少しずつ与えてみましょう。。
家庭内に感染が広がらないよう、衣類、うんちの始末、手洗いが大切!
ウイルスや細菌の中には感染力の強いものモノあるので、おむつや吐いたものがついた衣類などを始末した後は必ず手を洗います。汚れものの洗濯は、家族のものとは分けましょう。
衣類や寝具は取り替えましょう
汚れた衣類やシーツなどはすぐに替えてあげましょう。においで吐き気が誘発されるため、口まわりや口の中を濡れたガーゼで拭ってあげるとスッキリします。
吐いたものが詰まらないよう横向きに寝かせましょう
吐いたものがのどに詰まってしまう可能性があるため、必ず横向きにしてあげましょう。吐き気が落ち着いた後も、気道をふさがないようにしばらくは横向きにして様子を見てあげるといいでしょう。
病院に行く目安
おしっこが出ない、少ない、ぐったりしているといった様子が見られたらすぐに病院へ。長引く場合も、再受診をしましょう。
急性胃腸炎などの感染症や髄膜炎や脳炎、脳症が原因の場合もあります。
まとめ
赤ちゃんが離乳食を吐く原因について、時期別に気を付けることや、吐いたときのケア方法、病院に行く目安をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
心配になる気持ちはわかりますが、原因は必ずあります。赤ちゃんの様子を見ながら試行錯誤しかありませんが、改善できるようサポートしてあげてくださいね。